なんだかんだあって、大昔のビデオをみた。



10年近くも昔に、BSで放送された『夢から醒めた夢』だ。

若い頃の自分が写っている、貴重な映像でもある。

あの頃の自分の踊りなんか、へたっぴぃで、みていて身悶えするような恥ずかしさで一杯になるだろうと、ある種悲壮な覚悟を決めて眺めていた。

が、予想に反して(自分で言うのもなんだが)、なかなかいい動きをしている。

もちろん良くみれば技術的には拙ないが、あの身体のキレは、今はないものだ。

いつの間になくしたものか。

確かに、四季時代は、今より5kg軽いのが標準だったが、それだけではなさそうだ。

言いたくはないが、これが若さというものか(ああ、言っちゃった)。



それにしても、当時、よくつるんでいた杉本崇さんの踊りに良く似ている事に今更気付き、驚かされた。

師匠と慕っていただけの事はある。

こうしてみると、あの頃からしっかりと、センス(或いは魂)を受け継いでいたのだと、少し誇らしくなった。



あの頃の自分もなかなか捨てたものではないと思い、ならば今の自分も負けていられぬと、今までにない力を与えてくれる映像だった。

若い自分に負けないために、取り敢えず、5kg痩せるところから始めるとしよう。





明日から。