いつの間にか、あと二日で千秋楽。ほとんどブログ書いてない気がする。

脳内では結構書いていた。エアブログ。

十五日間の公演ということで、ちょうどこなれてきた頃に終わってしまう。舞台上でこそ生まれる新しいドラマもあったりして、もうちょっと公演が続けばいいのにと思う。

東京千秋楽後も公演は続くものの、劇場が変わると、裏周りや舞台上のサイズ感が微妙に変わって、それに対応するのにまたしばらく時間がかかる。赤坂ACTシアター版は、赤坂ACTシアターでしかあり得ないのだ。

そう考えるとちょっと寂しいが、確かにACTシアター版はだいぶこなれた。明日、明後日の公演は完成形を目指して臨みたい。


今回、赤坂御用地という、とても良いジョギングコースが見つかった。そことお別れしなければならないのも、また寂しい。迎賓館の壮大で美しい佇まいは、映画のワンシーンかと思うほど感動的だった。

はかどらないダイエットに痺れを切らし、とうとう糖質制限を含む本気モードに移行したところだけに、今後環境が変わっても継続していけるか心配だ。

うちの赤子はよくミルクを飲み、ほっぺが膨らんで首が無くなって来たが、僕の方は糖質制限のお陰か、顎のラインがちょっと見えてきた。

芝居もダイエットも、いい感じで大阪に引き継げると良いが。

なかなか痩せないのは、歳のせいか怠惰のせいか。

ちょっとは痩せたかな、と鏡に自分を写していたら、こまに、僕が一番痩せていた『三銃士』の頃の写真を見せられた。

当時は体脂肪率も一桁の、人生で最も痩せていた頃の写真だ。

もう、我ながら自分とは思えない、今の自分からは想像も出来ない体型をしている。そういえば、床に寝転がると自分の骨が痛い、とか言ってたのもこの頃か。今はフカフカだ。

一足にここを目指すのは無理だろうが、ちょっと頑張る気にはなった。 今、朝ジョギングを再開し、赤坂御用地を走っている。

皇居一周よりちょっと短いが、起伏があって緑がたくさんの良いコース。ジョガーも一杯居る。

赤坂ACTシアター公演は十七日間と少し短いのだが、毎日走ってしっかり下地を作りたいと思う。

一昨日初日、本日三日目。お客さんが入ってないものの、GPは本番と全く同じにやるので、何回公演をしたのかよく分からなくなっている。

そんなバタバタの初日前後が過ぎ、赤坂actシアター公演が走り出した。怪我なく、みんなで無事に千秋楽まで駆け抜けたい。

この劇場は、一回観劇に来たことがあるものの、出るのは四季の頃以来。あの頃とは建物も変わっている。劇場部分も新しいのかはよく分からない。なにせ十七年ぶりーーまあ、おおよそーーだ。

月日の流れに、我ながらびっくりする。

あの頃は何もしないでも痩せていたなあ。

今年何回目かのダイエットに取り組む日々。

劇場入りし、舞台稽古。一昨日から。今日はGP、明日は初日。

ブログを書く気も起きないほど大変だった。やることはこれまでの稽古と一緒なのだが、舞台稽古はとにかく時間がかかる。

真冬の防寒具のような格好で待機、半裸で待機、空気の絶頂に悪い中で待機、お弁当食べて暗闇で待機、とにかく待機。待ち疲れるとはこのことだ。

ひっきりなしに走り回っているスタッフさん達はもっと大変かもしれないが、とにかくみんな元気を振り絞って、集中して舞台稽古に臨んでいる。

海外だと最初から舞台で稽古するのか普通なので、こんなにタイトな舞台稽古に、演出家はビックリしたんじゃなかろうか。

明日の初日はちょっと遅い時間だけど、本番前に朝から最後の手直し。早く帰って寝よう。

……と思いつつも、また、家に帰るとなんか食べてしまう。

本日、稽古場最終日。うちからはちょっと遠いけど、愛着が湧いて来たところだけに、ちょっぴり寂しい。また何かの稽古で来ることがあるだろうか。

今日は最後の通し稽古ということで、まとめみたいな通しだったけど、昨日の通しが大変だった。

取り敢えず、衣装を着けてやってみるの回。まず何より稽古場ではあまりにもスペースが狭いし、早替えの段取りもイメージしきれない。でも、やってみる。何か起こるのを前提として、取り敢えずやってみる。

案の定、出が間に合わなかったり、カツラがずれてたり、スタッフさんも釣られて焦って、セットががっちゃんがっちゃんいってたり、もう本当にてんやわんやだったが、取り敢えず一回やり切った。

色々あったけど、最後まで止まらないで行ったし、これが出来たんだから、劇場に行って段取りをしっかりすれば、大抵のことは出来るだろうと、自信がついた。取り敢えずやってみるのも大事だ。


役者たちは休みを貰ってから劇場入りだが、スタッフさん達は稽古場の撤収及び、搬送、そして劇場への仕込み。これからが修羅場だろう。怪我しないように気をつけて、仕込み頑張ってください。