よこけんの切磋琢磨

このブログはミュージカル俳優、横沢健司の日常を 思いのままに綴った日記です。

2014年05月

ダイエットには時間がかかる

このところぐっと暖かくなって、走っていて気持ちのいい陽気になって来た。まだ風はちょっと冷たくて、かいた汗でお腹が冷えるのは困りものだが、それでも寒い日々よりだいぶ良い。

相変わらずジョギングに精をだし、相変わらず体重の変化はなし。ただ、くるぶしの下でくっきり線が付くほど日焼けしたのと、こまに言わせると、お尻のあたりがちょっとシェイプアップされて来たらしい。体重に反映されなくても、見た目に明らかに変化があって、着実に効果は上がって来ているようだ。

ただ分かっていても、体重には減って欲しいものだ。減らないどころか、ジョギングで増えた筋肉のせいか、ご飯の後の最大瞬間風速が七十一キロを叩き出した時には、軽くショックを受けた。

筋肉が落ちた分も考えたら、七キロどころか、もっと太っていたのかも知れない。認めたくないが。

舞台のある時には、毎日三十分位の軽い筋トレメニューをこなしている。ゴムチューブくらいしか使わない、本当に簡単なものだ。あれでも筋肉を落とさないために役に立っていたと言うことか。

いきなりボディビルダーを目指すのは現実的じゃないし、こまのヨガマットを引っ張り出して、まずはそこから始めてみようか。


ベスト体重 62kg
現体重 70kg

基礎代謝はふえるのか

成果が出ているかはともかく、今のところ予定通りに、順調に進んでいると思われる。

走った後や、半身浴でたくさん汗をかいた直後に計ると六十九キロになるのだが、当然水分が抜けているわけで、一キロくらいは誤差なんだなと思う。これで喜んではいられない。

毎日のジョギングのおかげで、このところおやつが欲しくなくなった。昔の名残で、まだ棚にはお煎餅がスタンバイしているが、手をつけない日も少なくない。

人によってストレス解消法は様々だろうが、自分たちの脳が、こんなに毎日ドーパミンを欲しているのかと思うと、なんだか恐ろしい。それだけ、現代人は日々ストレスにさらされているということか。

さて、ストレス食いが収まったら、次の段階も考えなくてはならない。食事制限を最後にするとなれば、次は「基礎代謝」だろうか。あらゆるダイエット法で必ず言われることだが、いったいどれほどの効果があるのか、僕はちょっと半信半疑だ。

効果があるのは確かだろう。それは間違いない。だけど、たとえば頑張って筋トレをして基礎代謝が五十キロカロリー増えたとする。一月で千五百キロカロリー。脂肪一キロが七千二百キロカロリーだとすると、五ヶ月弱かかって一キロのダイエット効果が現れるということになる。

それだとかなり遅い。せめて一月で一キロくらいの効果は欲しい。となると、五倍の二百五十キロカロリーの基礎代謝を増やさなくてはならない。

三十代男性の基礎代謝は、千五百キロカロリー程度とされている。十代のピークの頃で千六百というのと考え合わせると、千七百五十という数字はかなりキツイように思える。

ただ、ボディビルダーは基礎代謝が二千キロカロリーをはるかに越えるという話もある。基礎代謝は体重に比例するので、超超超超頑張って筋トレしたらーーそして体重を重くしたらーー効果が体感出来るくらいの基礎代謝を得ることが出来るかもしれない……。


ベスト体重 62kg
現体重 70kg

コーヒーをやめるのは最後の手段

それにしても、一月あたり二キロとは、よく育ったものだ。実家で飼っている中型犬は、子犬の頃、ちょっと目を離す度にどんどん大きくなっていったものだが、自分もそうだったんじゃないかと思うと、そら恐ろしい。毎日少しずつ成長していくもんだから、自分も妻も、その変化に気付きづらいというのも、また恐ろしい。

今のところ、毎朝のジョギングを始めたーー再開したーーだけだが、やはり効果は高いように思える。

消費カロリーについては、とくに期待していない。寝覚めにだだ甘のコーヒーを飲み、走った後にスポーツドリンクを飲めば、走った分の消費カロリーなんか簡単に消し飛ぶからだ。ただ、おやつの量は自然と減った。それもかなりだ。先ずはストレス軽減だと思っているので、つらい節制はしたくないし、するつもりもないのだが、「目が欲しがる」ということが格段に減った。

体重自体は相変わらず変動がないが、ジョギングをしていれば筋肉が増えるはずで、筋肉は脂肪より重いから、変動なしということは、増えた筋肉以上の脂肪が落ちているとも言える。まあこれは、自分を励ますための言い訳でもあるけど。でもそう考えると、俄然走り続けたい気持ちが湧いてくる。

それに、これまで一日に五百キロカロリー余分だったわけだから、増えてないってことは、それだけの成果にはなっているということだ。これは素直に嬉しいが、太ったのと同じペースで痩せようと思ったら、ここからさらに一日に五百キロカロリー稼がなきゃいけないかと思うと、ちょっと途方にくれる。

当てが無くもない。僕は甘いコーヒーを日に一、二本は必ず飲むので、それをやめたら二百か四百キロカロリーはすぐに稼げる。だけど、僕は酒もタバコもやらないので、コーヒータイムが何よりの癒しの時間なのだ。これを我慢してストレスになって、ストレス解消のためにおやつが増えれば意味がない。

だだ甘のコーヒーをやめるのは、出来るだけ最後の手段にしたい。


ベスト体重 62kg
現体重 70kg




ドーパミンを出したいのですが

ストレス軽減のためにドーパミンを出す、何か手っ取り早い方法はないだろうか。

パーキンソン病の治療薬などでそういったものがあるようだが、これは現実的でないのでダメ。他に薬で増やそうと思ったら、一気に麻薬になっちゃうようなので、これまた論外。お酒とタバコでも出るようだが、僕は両方やらないし、やっぱり自前で作らなきゃいけないみたいだ。

役者仲間なんかを見てると、趣味はパチンコという人も少なくなくて、僕はだいぶ前に卒業したけど、あの大当たりした時の快感は何物にも代え難い。一説によると、パチンコ依存症の人に大当たりの時の曲を聞かせると、それだけでドッとドーパミンが出るそうである。

ただこれは、大当たりしなかった時には余計ストレスになるし、とにかくお金がかかりそうだ。なるべくお財布に優しい方法を選びたいので、これもパス。

他にドーパミンがワサワサ出る時としては、恋愛中が思い浮かぶ。しかもこの恋愛ホルモン増量期間には、食欲が抑えられる嬉しい副作用もついてくる。

けど、これも振られれば余計にストレスだし、なにより僕は既婚者なので、この「恋愛ダイエット法」は、失楽園になっちゃう。うーん、危うい。

となると結局、ありきたりだがスポーツに頼ることになる。運動しただけでも確かにドーパミンは出るので、コストパフォーマンスと安全性を考えると、やはり一番良いと思える。

どんな種目が良いかは人によって全然違うだろうが、とにかく長続きさえすればなんでもいい。友達を作ってワイワイやるのが好きな人もいれば、黙々と目標を達成していくことに喜びを感じる人もいるだろう。

僕の場合後者のタイプなので、テニスとかいいんじゃないかと思う。達成すべき目標が多いという点では、ジャグリングとか(スポーツか?)。他に何か黙々と出来るスポーツってあるだろうか。

でも取り敢えずは、今までやって来た積み重ねがあるので、一番楽に始められるジョギングを頑張ることにする。実は前回の公演が終わってからもしばらく頑張っていたのだが、今年の冬はとても寒い日が続き、また雪や雨の日に阻まれることも多く、久しくコンスタントに走っていなかったのだ。最近ようやく走りやすい陽気になってきた。

しかもジョギングは、嫌な気分や無気力の原因ノルアドレナリンを調整する、セロトニンを二つの方法ーー日光浴とリズム運動ーーで出すことができるので、一石二鳥だ。ついでにカロリーも消費できて一石三鳥か。

後は、大好きな音楽を聴く、というのも効果が高いようだし、知的な満足感でも出せるようなので、ミステリーとか読むのもいいかもしれない。

こうしてみると、ドーパミンを増やすチャンスは結構あって、そう難しいことじゃないかもしれない。食事だって、味だけではなく、見た目や雰囲気などで楽しく食べることによって、「コストパフォーマンス」ならぬ「カロリーパフォーマンス」を良くすることが可能だろう。

今の時点で、体重はびた一文減っていないが、一週間ほどジョギングを続けているせいか、なんだかちょっと前向きになっている気がする。実際、こんなにあっさり操れるものか分からないが、考察の結果では、方向性は間違っていないはずである。

いつ頃になったら、体重に結果として現れてくるだろうか。


理想体重 62kg
現体重 70kg





食べるの大好き

食べるの大好き。我が家のおやつ棚には甘いお菓子としょっぱいお菓子が常備してあり、冷蔵庫にはアイスと果物が常にスタンバイしている。ダイエット生活でこれをやめなきゃいけないかと思うと、ちょっとくらい太ったままでもいいんじゃないかと思ってしまう。困ったものだ。

もはや腹筋をシックスパックにしたいとも思わないし、美味しい物を食べて幸せならそっちの方がいいと思うが、ただ、月に二キロも増えるようだとそうも言っていられない。成人病にならないためにも、ちょっと真面目に取り組まなければならない(´;ω;`)

さて、美味しい物を控える苦行に入る前に、ひとつ出来る事があるのを僕は知っている。大好きなおやつやご飯を制限するより断然簡単で、しかも効果もかなり期待できる事。

それは、「ストレス食い」をやめること、だ。

僕には、お腹が空いていないのにおやつを手にしていることが、かなりある。理由も分からず食べて、食べた後に苦しいほどお腹が一杯なのを感じて後悔する。振り返るまでもなく、しょっちゅうあることだと自覚しているが、実はこれがストレスからくる物だと、僕は知っているのだ。

三大脳内ホルモンと言われる、「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」。ドーパミンは快楽を、ノルアドレナリンは闘うための力を与えてくれ、セロトニンはそれらが暴走しないようにバランスをとってくれている。しかしストレスによってそのバランスが崩れると、ノルアドレナリンが増え、常にイライラして漠然とした不安を感じたりする。それをなんとかしようと、手っ取り早くドーパミンを出す方法として物を食べるのだ。

元々ドーパミンは、動物が生きるために必要なことを学習、反復するための報酬なので、カロリーが高い物を食べた時により多く出るようにできている。つまり、甘いものや脂っこいものの方が美味しく感じるということだ。なんて良くできた困ったシステムだ!

結果、ストレスを感じては甘いものに手が伸び、増えた体重でまたストレスを感じるという負のスパイラルに陥る。

回り道だ。かなりの回り道だが、今回の「本気ダイエット」を成功に導くために、まずはストレスを減らすところから始めなくてはならない。


ベスト体重 62kg
現体重 70kg









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