よこけんの切磋琢磨

このブログはミュージカル俳優、横沢健司の日常を 思いのままに綴った日記です。

2012年11月

何色が好き?

皆さん、好きな色ってありますか?

僕は昔、紫色が好きだった。多分、『ウエストサイド・ストーリー』の影響だと思う。

ジョージ・チャキリス扮するベルナルドが紫色のスーツを着てビシビシ踊っていて、それが物凄くかっこ良かったのだ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

体型から顔の濃さから、何から何まで違うタイプなんだけど、とっても憧れてた✨

ミュージカル学校の卒業式には、ベルナルドを意識して、お母さんに紫色のネクタイを作ってもらって締めて行った(スーツは黒だったけど)。今思い出すと、なんだかちょっとこっ恥ずかしい💧

もう少し遡って高校時代には、制服のシャツの下に、カラフル(単色)なTシャツを着るのが僕の周りで流行っていた。……いや、違うかな?

よく考えてみると、やってたのは僕だけだったような気もする。しかも、イケてると思って。ヤバい、なんで誰も止めてくれなかったんだ(;゚Д゚)

さらに遡ると、子供の頃には「は女の子の色、は男の子の色」という思い込みだけで、青が好きだった。

今、昔を振り返ってよく考えてみると、不思議な事に、実はどの色もさして好きじゃない

「今日はいい天気ですね」と言うのと同じ感覚で「何色が好き?」と話題に登る事があるが、その場その場で答えているために、毎回違う事を言ってたような気がする。

はたと気付いて、今、真剣に考えてみたが…………色にこだわりは全然ないなあ(;゜0゜)


色に関しては、男性と女性で感じ方が違っていて、色に敏感な女性には、男性より明るくハッキリ見えているそうな。

僕が色に関していいかげんなのは、そういう根本的な理由だろうか。

普段生活をしていて「どっちでもいいんだけど、色でこっち」っていうことが、結構よくあると思う。

ただでさえ優柔不断なのに、今後そういう場面になった時にどうしよう……。

ブログを書いていて、気付かなければいいことに気付いてしまった……(; ̄ェ ̄)










冷たい牛乳を一気に飲んだら瞬殺

小学生の頃、僕はお腹の弱い子供だった。

今にして思えば、給食に必ず付いてくる牛乳、あれのせいだったのだが、当時は理由も分からず、いつもお腹を壊していたものだ。

しかし、いくらお腹が痛くてもトイレに行く事などできない。学校でトイレに行くということは、一生消えることのない罪人の烙印を押されるようなものだ。いつも辛い思いをしていた。

それに加えて、スイミングスクールの塩素のせいでいつもハナを垂らしていたので、はたから見るとアホの子のように見えていたに違いない。学校関係者には、塩素や牛乳が体質的にダメな子もいるのだということを、よーく分かって頂きたい。ホントに、お願いします( ;´Д`)

さて、そんな経験があるからか、仕事場でお腹が痛くなることに対して、物凄い恐怖感が今でもある。そりゃあそうだ、舞台上で「先生、トイレ」って訳にもいかない。

かと言って、これまでに酷いことになった記憶も、これまたほとんど無いのだ。それは何故かと言うと、仕事モードに入るとスイッチが切り替わるのか、身体が勝手にお腹を壊さないようになるのだ。

この間、風邪で薬を飲んでいた時もそうだったが(あ、風邪はおかげさまで、一週間以上かかったけど良くなりました)、さすがに病院で貰う薬は強くて、ずっとお腹の調子が優れなかったが、稽古場に入った途端に毎回ピタリと痛くなくなった。

お腹を壊すのは、悪いモノを出そうという身体の作用なのだが、過去のトラウマが怖すぎるために、精神力でピタリと抑えてしまうのだ。

「病は気から」と言うように、人間の精神力って凄いなとつくづくおもう。と同時に、頼もしいやら、恐ろしいやら。四季の頃に、ストレスで胃に穴が開きかけて病院に行ったのを思い出した。

ストレスのない生活を送りたいものです( ;´Д`)









ミュージカルの真面目な話1

「海外ドラマが演技の勉強に」と言ったそばから、今見てるドラマ『リベンジ』の主演の女の子の吹き替えが微妙。褒めたばっかりなのに、困るなあ( ;´Д`)

『スーパーナチュラル』程は酷くないが、今後続けて見ていけるかちょうど微妙なライン。調べてみると、案の定モデル出身の女優さんらしい。ドラマは面白そうなので、今後の成長に期待したい。切に。

それにしても、実力以外の、ネームバリューに期待して起用したなら、作品としての質を落とさないようにするのは制作サイドの責任だと思う。しっかりしてもらいたい。楽しみにしてるんだからさ!o(`ω´ )o


……と、現在進行形で見てるもんで、つい憤ってしまった。最近、昔より愚痴っぽくなった気がする。歳のせいかな。いや、歳のせいだな。

ニュースを見ながら、一人で日本の政治について嘆いていると、こまに笑われる事が良くある。言われてみると、確かにお父さんみたいな行動だ。こうやって知らないうちにおじさんになって行くんですな……。


おじさんになったなともう一つ思うのが、芸(歌と踊りと芝居)に対して、教える方の立場で考えていることが多いということ。

僕だってまだまだ道半ばなのだが、様々な現象を分析し「どうやって伝えたら分かりやすいのかな」と考えていることが良くある。

僕は、ミュージカルの学校で二年、そのあと四季の研究所で一年勉強している。そう考えると、実は今まで全く考えた事もなかったのだが、むしろ「ミュージカル」の教育をきちんと受けた部類に入るのだ。驚いた。

「ミュージカル俳優なんでしょ」「何をそんなに驚いてるの?」と言われるかもしれないが、僕の芸はそのほとんどが現場に出てから実地で身につけたものばかりだ。学校や研究所で学んだ部分は、準備運動や助走に等しい。ここに日本のミュージカル教育の問題点がある。

ミュージカルってなんだろうかと聞かれれば、歌って踊ってお芝居するんでしょ?と十人が十人答えるだろう。

では、どう歌って踊ってお芝居したら、それはミュージカルと言えるんですか?と聞かれたら、それはよく分からない。実は、それは誰にもよく分からない。

だから、今の日本のミュージカル教育って、「歌」と「踊り」と「芝居」を教えてるだけなんであります。

「音覚えたね、筋肉鍛えたね、滑舌練習したね、はい、ミュージカルやってみよう」というのが現状。

三つの道はそれぞれ、突き詰めていくと芸術かエンターテインメントかに二極化していく。そのなかで、センスや個性で絶妙にバランスを取り、各々のスタイルを確立していくのだ。

一つでも難しいのに、ミュージカルは三つの分野でそれをやらなければならない。恐ろしく難しい行為だが、それが出来ていなければミュージカルとは言えないと、僕は思う。


だからこそ、教育現場で、そのバランスの取り方を教えられなくてはいけないと思うのだ。

普段、あまり真面目な事を言わない僕だが、17年間、最前線でミュージカルを見続けて来た自負がある。

これから時々、ミュージカルの真面目な話を書かせて貰いたいと思います。おじさんなので、許してネ(=゚ω゚)ノ













のんのとおんり

イヌには、三歳児くらいの知能があるそうな。

以前は、「へー、スゴイね」くらいにしか思っていなかったが、このところ小さな子供に接する機会がいくらかあり、それってかなり凄い事だと思い至った。だって、人間の三歳児って言ったら、もう立派な人間なんだもの。

一歳でウロウロ歩きだし、二歳になると言葉を喋り、三歳になれば自分で考えて、学習して、行動する。まさに、生命の神秘✨

イヌの中でも、プードルは賢い方だと言われるが、むぅももけも、確かにそのくらいアタマが良いと思える瞬間が本当にたくさんある。

ゴミ袋やおやつ箱など、本当はいけない物の周りを嗅ぎ回っている時に見つかると、一瞬「やべっ」っていう顔をしてから、素知らぬ振りで遠ざかっていく。それを見ると、怒る気も失せるんである(笑)。

しつけの面では、「待て」はかなり出来る。僕が待たせたまま忘れても、30分くらいは文句も言わずにおすわりしている(ゴメン)。
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同じ事を教えているのに、むぅともけで出来る事が違って、むぅは「のんの(乗って)」と「おんり(下りて)」が出来る。

基本的にイヌはあんまり高い所に上げないので、「のんの」は夜寝る時に「自分でベッドに乗りなさい」と使うことが多い。

一方、むぅは人間に近い所にすぐ登りたがるので、「おんり」は使う頻度が高い。

僕が食卓でご飯を食べていると、おこぼれが貰えると思うのか、背中と背もたれの間にヒョイと跳び乗ってくる。

こまが「おんり」と言うと、スッと下りてこまの元に行く。でも気付くとまた背中に居るので、僕が「おんり」と言うと、全然下りない。

何故かむぅももけも、僕の言うことはこまの半分も聞かない。いったい、一家の大黒柱を何だと思っているのか。

こまが面白がって、「のんの」と「おんり」を繰り返すと、僕の背中経由でむぅがグルグルと円を描いて走り回っていた。

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冬到来

今日は夕方からのお稽古。

おかげで朝はゆっくり、こまとカフェーで遅めのランチも出来た。

役者には、こういう逆半ドンみたいなことが、時々ある。

思いがけず稽古が早く終わった時とか、ちょっとしたボーナスをもらったみたいでとても嬉しい(≧∇≦)

と、書いてて自分がちょっと可哀相になった……。

ボーナス』と『有給』は役者の憧れの言葉であります。


昼過ぎにうちを出ると、雨がざんざん降っていて、空気がすっかり冬のキレ味だった。

雨キライ( ;´Д`)

特に錦糸町の稽古場は駅から遠いので、たどり着くまでに足元はビショビショ。

今日はスカイツリーもアタマを隠して、つまらなそうだ。

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