お爺ちゃんとうちの大きな犬と3人で、
近所の公園にお散歩に行きました。
太陽は顔を出してないけど、今日は暑い!
鬱蒼と茂る森と、湿地帯まである大きな森林公園なので、
公園内に入ると、幾分かマシ。
あっちの木の根元、こっちの茂みと、
お仕事に忙しいディノ君(スタンダードシュナウザー)に
引っ張られながら、広い園内をくるりと一周しました。
さて、入り口まで戻ってきて一休みしていると、
お爺ちゃんの知り合いらしきおじさんが
声をかけてきてくれました。
「今日は一人でお散歩?」
「今日はね、孫と一緒」
「ああ、お孫さん(お互い会釈)。今日はお休み?」
「はあ」
「大学生?」
「いやいや、もうちょっといってますよ(年が)」
「じゃあ、大学院?もう夏休み?」
「いいえ。(・・・ああ、一般の人は、不思議がるんだなあ)
ええと、割とスケジュールが自由な仕事をしてるので・・・」
という挨拶から始まり、昔からこの辺りの地主らしいおじさんは、
公園の昔の話に。
「ここはね、昭和48年にできたんだよ、」
「よちよち歩きのこれをね、30年前にここに連れて来たんですよ」
「(苦笑い)」
「そのときに県が土地を買いに来てさ、」
「はあ」
「俺は売らないって頑張ったんだけど、
みんな田んぼも山も買い叩かれてね、」
「ほう」
「知り合いの土建屋呼んで土地みてもらってさ、」
「ははあ」
「結局、高圧線から向こうを6倍の値段で売ったんだけど、」
「へー」
「なんだって?」(うちのお爺ちゃんは、耳が大分遠い)
「下のトイレのところ残してさ、」
「僕は耳が遠くてね」
「ワンワン」
「ここの下に公衆トイレがあるでしょう、」
「はあ?」
「あ、僕が後で話しておきますから」
「あそこに家建ててさ、」
「ふむ」
「で、公園がくっつかないで離れちゃったわけ、」
「へーー」
「・・・(何の話してるんだろう?)」
「ワン(ノド乾いた)」
まあ、ここまでは興味深くもある話ですが、
なぜかこの後、途中ででてきた土建屋さんが話の主人公に(笑)
「そいつは早稲田でてね、」
「はあ」
「専門はコンピューターなんだけど、」
「ほう」
「でも土建屋じゃだめだね、建てるほうが偉いから」
「ほほう」
「文系で営業とかでもなきゃさ、」
「へー」
「せっかく早稲田出ても、おまえのところからはもう採らない、なんて言われてさ、」
「ふむ」
「どこも就職難だよ、」
「へーー」
「就職難、」
「へーー・・・」
「・・・大変だよなあ・・・、」
「(・・・あれ?もしかして、俺が慰められてる!?)」
どうしてこんな話になったのか、相槌うちながら不思議に思っていたのですが、
どうやら、おじさん、僕のことをダメフリーターとでも思ったらしく(笑)。
そのあとも、公園の話はどこへやら、就職難について話しながら、
なんとなく切り上げて、なんとなくおじさんと別れました。
ありがとう、おじさん。
たしかに舞台の世界は(経済的に)厳しいけど、
おれ、頑張るよ!!
人のやさしさ、プライスレス
あ、ちなみにお爺ちゃんには、後で、
田んぼを売った話だけしました。
近所の公園にお散歩に行きました。
太陽は顔を出してないけど、今日は暑い!
鬱蒼と茂る森と、湿地帯まである大きな森林公園なので、
公園内に入ると、幾分かマシ。
あっちの木の根元、こっちの茂みと、
お仕事に忙しいディノ君(スタンダードシュナウザー)に
引っ張られながら、広い園内をくるりと一周しました。
さて、入り口まで戻ってきて一休みしていると、
お爺ちゃんの知り合いらしきおじさんが
声をかけてきてくれました。
「今日は一人でお散歩?」
「今日はね、孫と一緒」
「ああ、お孫さん(お互い会釈)。今日はお休み?」
「はあ」
「大学生?」
「いやいや、もうちょっといってますよ(年が)」
「じゃあ、大学院?もう夏休み?」
「いいえ。(・・・ああ、一般の人は、不思議がるんだなあ)
ええと、割とスケジュールが自由な仕事をしてるので・・・」
という挨拶から始まり、昔からこの辺りの地主らしいおじさんは、
公園の昔の話に。
「ここはね、昭和48年にできたんだよ、」
「よちよち歩きのこれをね、30年前にここに連れて来たんですよ」
「(苦笑い)」
「そのときに県が土地を買いに来てさ、」
「はあ」
「俺は売らないって頑張ったんだけど、
みんな田んぼも山も買い叩かれてね、」
「ほう」
「知り合いの土建屋呼んで土地みてもらってさ、」
「ははあ」
「結局、高圧線から向こうを6倍の値段で売ったんだけど、」
「へー」
「なんだって?」(うちのお爺ちゃんは、耳が大分遠い)
「下のトイレのところ残してさ、」
「僕は耳が遠くてね」
「ワンワン」
「ここの下に公衆トイレがあるでしょう、」
「はあ?」
「あ、僕が後で話しておきますから」
「あそこに家建ててさ、」
「ふむ」
「で、公園がくっつかないで離れちゃったわけ、」
「へーー」
「・・・(何の話してるんだろう?)」
「ワン(ノド乾いた)」
まあ、ここまでは興味深くもある話ですが、
なぜかこの後、途中ででてきた土建屋さんが話の主人公に(笑)
「そいつは早稲田でてね、」
「はあ」
「専門はコンピューターなんだけど、」
「ほう」
「でも土建屋じゃだめだね、建てるほうが偉いから」
「ほほう」
「文系で営業とかでもなきゃさ、」
「へー」
「せっかく早稲田出ても、おまえのところからはもう採らない、なんて言われてさ、」
「ふむ」
「どこも就職難だよ、」
「へーー」
「就職難、」
「へーー・・・」
「・・・大変だよなあ・・・、」
「(・・・あれ?もしかして、俺が慰められてる!?)」
どうしてこんな話になったのか、相槌うちながら不思議に思っていたのですが、
どうやら、おじさん、僕のことをダメフリーターとでも思ったらしく(笑)。
そのあとも、公園の話はどこへやら、就職難について話しながら、
なんとなく切り上げて、なんとなくおじさんと別れました。
ありがとう、おじさん。
たしかに舞台の世界は(経済的に)厳しいけど、
おれ、頑張るよ!!
人のやさしさ、プライスレス
あ、ちなみにお爺ちゃんには、後で、
田んぼを売った話だけしました。