人から奨められ、『第三の時効』(同じく横山秀夫・著)を読んだのを皮切りに、横山作品にすっかりハマって、買いあさって読み耽りました。
基本的にミステリーだけど、警察でも幹部のお偉いさんが主役だったり、犯人や関係者の事件解決後を描いたりと、一風変わった芸風が面白い。
短篇集がほとんどなので、読みやすいし、意外にもしっかりエンタテインメントしている。
40、50の、いい歳したおっちゃん達の、長い年月をかけて培われた人生哲学や、しがらみでがんじがらめのアイデンティティが、がつんがつん揺さぶられる生々しさが、どれだけ読んでも飽きさせない。
人間の心が一番ミステリーだと思わされます。
もっともっと読みたいのに、入手できたのは十数冊。意外と少ないな…。
ぜひとも、新刊をさくさく刊行して頂きたいものである。
ともかく、横山作品に埋もれて、ここしばらくは充実した読書ライフでありました( ?д?)yー?